原口 捕手再挑戦へ準備OK 昨年は右肩万全じゃなかった…初告白
阪神の原口文仁捕手(25)が30日、キャンプインを前に昨年にはなかった手応えを明かした。捕手への再転向で挑む今季。「1日にしっかり合わせて、準備するということはできたので、そこは全然いいと思います」。意気込みを語るその目は、とても力強かった。
もう後戻りする気はない。この日もメニューとは別に二塁への送球練習を繰り返し行い、バットを何度も振り込んだ。目指すは“打てる捕手”だ。
思い返せば、1年前-。キャンプ最終日に通達されたのは、一塁へのコンバートだった。正捕手奪取へ向けて調整を進めていた矢先での決定に、それでも原口はただ前を向き続けた。
捕手再挑戦を直訴し、退路を断って自主トレに励んできた。「去年は肩のことがあって、少し抑え気味にやっていた」と、右肩が万全でなかったことを初めて自ら明かした原口。「今年はできているので、そこの部分ではいいかなと思います」。今年と昨年とでは、体調面で大きな違いがある。
不安のない体で、自らの決意に恥じない取り組みを。「シートノックだったり盗塁防止だったりで、まずはしっかりアピールしていきたい」。勝負の春へ、思いを形に変えていく。