ロサリオ2・7いきなり実戦OK 荒ぶる闘牛「とても感情的、待ちきれない」

 阪神は1月31日、沖縄県読谷村のチーム宿舎で全体ミーティングを行った。新加入のウィリン・ロサリオ内野手(28)=前韓国・ハンファ=は、すぐに実戦出場も可能なほどコンディションは万全と宣言。新天地でのスタートを前に「感情的になっている」と荒ぶる気持ちを抑えきれない様子で、初対面した金本知憲監督(49)からも日本野球について知識を吸収する考えを明かした。1日から1軍は沖縄・宜野座、2軍は高知・安芸でキャンプインする。

 入団会見時の和やかなムードは完全に消えていた。表情からは緊張感が漂い、その目つきは完全にプロ野球選手のものへ変わっていた。新天地でのスタートを翌日に控え、ロサリオは「とても感情的になっている。明日が待ちきれない」と荒ぶる心境を率直に吐露した。

 愛称のトロ(闘牛)という言葉をそっくりそのまま体現したような雰囲気をかもし出した助っ人。具体的なメニューは首脳陣から伝達されなかったが「明日から始まるので、しっかり万全の準備をしたい」と力を込める。

 コンディションについても「(28日に)来日してから3日間はあまり練習ができていないけど、ドミニカではトレーニングもしていた。実戦についてはいつでもいける準備はできている。体調もいいので」と万全を強調し、7日の紅白戦出場へ鼻息は荒い。12月中旬にウインターリーグへの出場を終えてからは、走り込みとトレーニングで体を絞り込んできた。

 昨シーズン終了時の体重105キロから2キロ落として来日したロサリオ。オフの間もまじめに練習を積んできた自信が、即実戦出場OKの言葉となって表れている。

 全体ミーティング前には金本監督とも対面を果たした。「あいさつを交わしたくらい。これから知っていかないといけないこともあるので。ただどういう人かなということはわかったので、これから知っていきたい」と語り、印象については「すごい実績と経験があると聞いているので、そういう方に指導していただけるのはすごく光栄なこと。いろいろ聞きながらやっていきたいと思っている」。すべては新天地で活躍するために、どん欲に教えを請う考えだ。

 指揮官も「打ちまくってくれることを期待しています」と語り、「ある程度実戦も早めに、彼さえよければ入れていこうかなというのもあるし。ウインターリーグに出てたでしょ?だから体もほぼできてると思うし」と早期の実戦出場を検討していく方針。2018年、虎の命運を握る男-。ロサリオのサクセスストーリーがきょう、幕を開ける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス