藤川 フリー打撃登板で陽川を相手に14球 安打性は1本

フリー打撃で打撃投手を務める阪神・藤川球児=かりゆしホテルズボールパーク宜野座(撮影・西岡正)
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 「阪神春季キャンプ」(13日、宜野座)

 阪神の藤川球児投手がフリー打撃に登板した。今キャンプ初めて打者を相手にした投球で、陽川を相手に14球を投げて安打性の打球はわずか1本に抑えた。

 内外角への投げ分けを意識した投球。この日は変化球も数球投げるなど、キャンプ序盤から調整も順調に進む。昨年より早めの仕上げに、自主トレ中から「2月は様子を見られる状態にしておく」と話していた。昨季は桑原やマテオら、5投手が60試合以上に登板。「どこかが欠けたら困る」と他投手の状態を把握しながら、エンジンをフル回転させる時期を見極めている。

 7月には38歳を迎える1年。限りある時間の中、求めるのは優勝、常勝軍団の再建だ。1月には「ロサリオも入った。このタイミングで一気にいかないといけないと思う。若い選手に伝えるには優勝が必要。1日、1日が大事になる」とも話していた。13年ぶりのリーグ優勝に向けて、ベテランの調整に狂いはなさそうだ。

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