さすが西岡!右打席で空気一変ダ~ン 片岡Cも納得「いい方向に」
「阪神春季キャンプ」(17日、宜野座)
阪神の西岡剛内野手(33)が17日、右打席で一発を放った。この日行われたシート打撃。投手陣の好投もあり、それまで7打者連続で凡退を喫していた。その停滞ムードを打ち破ったのが、西岡の豪快なフルスイングだった。
マウンドには高橋聡。西岡は足早に右打席へ入り、初球の135キロ直球をジャストミートした。この日唯一のアーチは、今季をゼロからのスタートと位置づける西岡のバットから生まれた。
片岡ヘッドコーチも目尻を下げた。「右のスイングが去年は肩の影響があったけど、去年の秋からやってきたことがいい方向に出ている」。昨季は右打席での調子が上がらず、スタメンを外れる時期もあった。だが、“ひと安芸”越え、ひと冬越え、成果が結果に表れている。
7日に行われた紅白戦でも、チーム1号となるアーチをかけている。再起を誓った戦いの場へ。西岡は静かに準備を進めていく。