長坂、正捕手争いダークホースや!3投手好リード&二塁打に金本監督「遜色ない」
「練習試合、阪神0-0日本ハム」(18日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)
2年目の阪神・長坂拳弥捕手(23)が18日、途中出場した日本ハム戦で好リードを見せ、打撃でもチーム唯一の長打となる二塁打を放った。金本知憲監督(49)も「(梅野、坂本、原口らと)遜色ない」と語り、正捕手争いのダークホースに浮上した。
タイプの違う3投手をリードする姿には、どこか安心感があった。安定したキャッチング技術、周囲の状況を見渡せる視野の広さ-。打撃でも七回2死から左中間を破る二塁打を放ち、その奮闘ぶりが指揮官の目に留まった。
「何か存在感ゼロ、何の特徴もなさげに見えるんだけど…(笑)着実に力はつけているよね。(東北福祉大の)わが後輩ながら(笑)」と目を細めた金本監督。梅野、坂本、原口ら1軍経験がある捕手と比較しても「遜色ない」と断言し、打撃については「クセもないしね。素直なバッティングだし、後ろがコンパクトやし」と評価した。
「そら、いきなり1軍で使ってみてどうなるかは分からないけど。(オープン戦で)使ってみたいところもあるわね。肩もいいしね」と今後の起用方針を明かした指揮官。長坂本人は「プレーで存在感を出していきたい」と力を込めた。いまだ決め手を欠く正捕手争いに、ダークホースが出現した。