矢野2軍監督“羽生のススメ” 若虎よケガのマイナスをプラスに変えろ!
阪神の矢野燿大2軍監督(49)が19日、故障からの復活を目指す若手たちへ“羽生のススメ”を説いた。平昌五輪では、フィギュアスケート男子の羽生が右足首のケガを乗り越え連覇。「羽生君もマイナスをプラスに変えたから金を取れた」と絶対王者ばりの巻き返しに期待を寄せた。
苦難の時こそ、見えるものがある。「良い時は気づけないけど、ケガをした時に気づけることがある。(他競技の)アスリートから気づけることもある」。大事なのは苦しい時こそ、有意義なものとする発想の転換だ。
今キャンプでは、昨年12月に腰部ヘルニアの手術を受けた望月が捕手を座らせて投球練習を開始。腰痛の浜地も別メニューながら経過は良好。復活を目指す横田は屋外フリー打撃を再開した。
そんな若手たちに指揮官は「望月は痛みがないことがこんなにうれしい、横田は外で打ってファンから拍手をもらうことが、こんなにうれしいことなんだと(感じている)」と前向きな姿勢が復帰、復活への追い風となると訴えた。
「俺ら2軍を預かる者としては、選手のメンタルを刺激しながら」。この日はキャンプ休日。20日の第5クールから、再び指導に熱を入れていく。