石崎、抑えの極意盗む 侍チームメート中日・田島から「いろんなところを学びたい」
「阪神春季キャンプ」(20日、宜野座)
阪神・石崎剛投手(27)が20日、大山とともに侍ジャパンに選ばれた。昨年11月に開催された「アジアプロ野球チャンピオンシップ」に続き、2度目の代表選出。2020年の東京五輪出場を見据え、中日の田島から抑えの極意を盗む考えだ。
「素直にうれしく思います。僕でいいのか…という気持ちもありますが、結果を残すために全力で投げたい」 同チャンピオンシップでは2試合に中継ぎで登板。決勝の韓国戦では八回を任されるなど、いずれも無失点に抑えて優勝に貢献した。若手主体で臨んだ昨年に続き、フル代表でのメンバー選出。驚きもあったが、それ以上に喜びが大きかった。
その前回の代表では試合での登板と同時に、中日・又吉から技術を吸収した。キャッチボールや会話などを通じ、直球がシュート回転する悪癖を改善。金本監督も「今は昨年より良くなっている。初速と終速の差がなくなってきたよ」と成長を認めた。さらなる成長を目指す右腕は、中日・田島との対面を心待ちにする。
「いろんなところを学びたい。一番は技術面ですね。中日で抑えをされている方ですし、僕にはない変化球や打ち取り方がある。見て、聞いて、盗めるものは盗んできたいです」
シーズンでの目標は1軍フル帯同。代表、チームで活躍した先に、2020年の東京五輪や、第5回WBC出場などが見えてくる。「結果を残さないと次につながってこない。まずは上を見すぎず、目の前の試合に集中したいです」。藤川が「天然で天才」と称する逸材。国際大会で経験を積み、一流への階段を駆け上がっていく。