ロサリオ盗塁はサインのみ 片岡ヘッド示唆「状況を見ながら」
「阪神春季キャンプ」(22日、宜野座)
阪神の片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ(48)が、21日の韓国・KIA戦で三盗を成功させたウィリン・ロサリオ内野手(28)について、シーズン中は状況に応じて盗塁のサインを出していく考えを明かした。
ロサリオにグリーンライト(常時スタートを切っていい)のサインを出すかについて、片岡ヘッドは「向こうも警戒してくるでしょうし、そう簡単にはいかない」と否定的な考えを語った。ただ決して、走らせないわけではなく「こちらが相手と状況を見ながら考えたい。積極的な姿勢はこれからも続けてほしい」と明かす。
あくまでもフリーにするのではなく、ベンチが状況と試合展開などを判断しながら盗塁のサインを出す。21日のKIA戦の三盗はノーサインながら、三塁ベースコーチを務める高代作戦兼総合コーチの「来い!」という声に瞬時に反応。「すぐ動けるだけのセンスが彼にはある」と同コーチが明かすなど、昨季、韓国プロ野球で10盗塁をマークした走塁技術は確かだ。
4番のロサリオが走ることで、後続の5、6番に対しても「相手投手が(走者・ロサリオを)ノーマークで行くよりも、少しでも意識することで制球ミスを誘ってくれれば」と高代コーチ。24日のヤクルト戦には出場せず、オープン戦初出場は25日の中日戦からになるが、単に次の塁を奪うだけではない相乗効果が、ロサリオの足にはある。
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