金本阪神 OP戦から開幕大サバイバル 指揮官大号令「いいものを出せよ」

 「阪神春季キャンプ」(22日、宜野座)

 阪神・金本知憲監督(49)が22日、24日のヤクルト戦(浦添)で幕開けするオープン戦での選手間のさらなる競争に期待を寄せた。先発ではメッセンジャー、秋山に加えて能見の開幕ローテを明言。野手では福留、鳥谷、糸井、ロサリオのレギュラーが固まっており、投打ともに開幕に向けた本格的なサバイバルが始まる。

 24日のヤクルト戦から始まるオープン戦で、投手陣も野手陣も本格的なサバイバルが幕開けとなる。この日、先発ローテについて問われた金本監督は、残り最大3枠という方向性を明かした。

 「3人は決まってますからね。メッセ、秋山、能見というのは。あとの3つ、もしくは(先発ローテが5人なら)2つ。見極めていかないといけないし」

 開幕ローテ当確の枠に、メッセンジャーと秋山に加えて能見の名前も並べた。その上で残りが3枠から2枠。そこを現在の1軍メンバーで言えば、岩田、岩貞、岩崎、藤浪、小野、ドラフト1位・馬場(仙台大)、才木らで争う形となってくる。

 残りの枠は、ローテが6人か5人かで変わってくる。金本監督は「6人みんながきっちり良かったら6人でいきますし、無理くり力のない選手を使うぐらいなら、中5というか、5人でいってもいいと思うし。理想は6人だけどね、リリーフも7人で」と話す。前出の投手らが持ち味を発揮してアピールすれば、6人制を敷く形で3枠を争う競争となる。

 野手に関しても、競争は激しいものとなる。昨年は福留と糸井のレギュラーが早々に固まっていた中、開幕ギリギリまで争いは続いた。今季は「ロサリオも入って、糸井、鳥谷、福留というのは…4つ決まってるしね」と話し、野手の残りは捕手を含めて4枠だ。

 「これで大山がドーンと落ちて糸原が良かったら、糸原のサードもありえるわけだから。大山と決めたわけではないから」

 この日は、今キャンプ初めて昼過ぎで練習を終えた。24日のヤクルト戦、25日の中日戦という2連戦を見据え「(23日の)休みと絡めて2連休みたいな感覚で。その代わり(試合で)いいものを出せよということです」と「半ドン」の狙いを明かす。万全の状態での熱い競争に期待を寄せた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

スコア速報

主要ニュース

ランキング(タイガース)

話題の写真ランキング

写真

リアルタイムランキング

  1. 【野球】ポスティングでの米大リーグ挑戦を希望する選手が続出する現状に球界OBが疑問符 「なんか勘違いしてるんじゃないか」 落合博満氏はかつて「契約金返してから言え」と提言

  2. 佐々木朗希 目にいっぱいの涙ため込む 本拠地デビューで二回途中2失点KO 制球定まらず、球速も上がらず 本拠地落胆の声

  3. 落合氏、大船渡・佐々木は「時間がかかる」右手中指の血マメを不安視

  4. 佐々木朗希 目にいっぱいの涙ため込む 本拠地デビューで二回途中2失点KO 制球定まらず、球速も上がらず 本拠地落胆の声

  5. 人気バイオリニスト 長女が最難関女子高を卒業 グレーの制服姿を公開→名門大に進学「大人っぽいから大学生かと」

注目トピックス