コサリオ改め大サリオ!?糸原「打球変わった」 金本監督助言で“大変振”

 「阪神春季キャンプ」(26日、宜野座)

 阪神の糸原健斗内野手(25)が26日、特打中に金本監督から徹底指導を受けた。持ち味のパワーを存分に発揮するため、下半身主導の打撃フォームに修正。直後に柵越えを放つなど手応えを感じた。

 始めはネット裏から見守るだけだったが、終盤になると指揮官のマンツーマン指導が始まった。自らバットを握り、身ぶり手ぶりを交えながら体の動かし方を伝授。打撃練習が終わっても“金本塾”では15分間の補習が続いた。

 金本監督は「あれだけ体の強さがあって、あれだけ振れるから、少々、ちょっと大きいのを打てるようなスイングをしてもいいんじゃないかと思って」と説明。糸原も「打球の速さと飛距離が変わった」と納得の表情を浮かべた。

 指摘された部分をすぐさま修正して見せた若虎。「実戦でできたら『オオ(大)サリオ』になったりして(笑)。『コ(小)サリオ』から」と指揮官は、冗談を交えながら成長に期待を寄せた。

 打撃は好調だ。24日のヤクルトとのオープン戦(浦添)では4打数2安打をマークするなど、紅白戦も含めたキャンプ中の実戦全7試合に出場し、23打数11安打の打率・478。高い確率に加えて長打力も身につけ、遊撃のレギュラー獲得の礎とする。

 27日には今キャンプ最後の実戦となる紅白戦が行われる。積み重ねてきたことの集大成を見せ、定位置奪取に前進する。

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