小野が投手MVP 「シーズンでも評価していただけるように」活躍誓った!
「阪神春季キャンプ」(28日、宜野座)
阪神の小野泰己投手(23)が28日、金本監督から投手のMVPに挙げられた。「そういうふうに選ばれたのはうれしいですし、キャンプだけではなく、シーズンを通してそういう評価をしていただけるような活躍ができるように」。ペナントレースでも期待に応える働きをすることを誓った。
宜野座で汗を流し続けた1カ月に「去年の課題も、自分に必要なこともしっかり取り組めた」と手応え十分。課題として取り組んだ点については「今年1年、1軍のローテーションで回れるように、体の強さだったり、体力をしっかり鍛えて」と体力面の強化を挙げつつ技術面の向上もテーマに掲げた。
キャンプ最後の実戦登板となった27日の紅白戦では、先発して2イニングを無失点と上々の内容を見せた。だが本人は「まだまだストレートも変化球も精度を上げていかないといけない。シーズンに向けてかなり実戦が入ってくるので、そこでしっかりと、いろいろ試しながら、やってきたことをアピールできるように」とさらなる進化へ意欲を見せた。
「1年間、1軍ローテで回ることと、規定投球回数を目標に」と口元を引き締めた小野。2年目の飛躍へ、充実のキャンプとなったに違いない。