ドリス右肘の不安一掃150キロ連発 初実戦で1回パーフェク投

 「オープン戦、阪神1-3DeNA」(7日、甲子園球場)

 不安が一掃された。阪神のラファエル・ドリス投手(30)が九回から登板し、1回を無安打無失点の完璧な投球。今年初実戦で上々のスタートを切った。右肘の張りで調整が遅れていたが、金本監督も一安心の内容だった。

 先頭の柴田へはカウント0-2から150キロ直球を2連発。最後はフォークでボテボテの遊ゴロに仕留めた。戸柱、中川大へは低めにボールを集め、芯を外す丁寧な配球。「相手チームの打者相手に投げるという、一つのステップを踏めて良かったです」と手応えを示した。

 決して暖かいとは言えない気候の中、150キロを計測したことに「スピードガンは少し遅いと感じたが、自分としてはいい真っすぐが投げられた」とうなずいた。本来の160キロにはまだまだ遠いが、香田投手コーチは「3月7日に投げられたのは良かったんではないですか」と順調な回復ぶりに目を細めた。

 変化球についても「フォークの落ちもグッドでした」と満足げな様子のドリス。右肘の張りで2月21日の韓国・KIAとの練習試合登板を回避。1年半前に手術した箇所だけに不安視されたが、もう心配はなさそうだ。

 金本監督は「これからスピードも上がってくると思うし、キレも出てくると思うし」と助っ人右腕に信頼を寄せる。昨季は37セーブでセーブ王。今季もこの男が守護神としてチームを支えることができれば、優勝の2文字がグッと近づく。

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