メッセンジャー、“復帰先発”は3回4失点も「順調に投げることできた」

1回、中日打線に打ち込まれ首をひねる阪神 ランディ・メッセンジャー=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「オープン戦、阪神-中日」(9日、甲子園球場)

 右肩のコンディション不良から復帰したメッセンジャーが、先発で3イニング、41球を投げて6安打4失点で降板した。初回に5本の長短打を集中され、いきなり4点を失ったが、二回以降はきっちり修正して復帰登板を終えた。

 「打者相手に投げることを確認したかった。初回は投げたかったコースより真ん中に集まってしまったが、2イニング目以降は順調に投げることができたと思うよ」

 初回、先頭の京田を二飛に抑えたが、アルモンテに中前打を浴びると、続く大島には1ストライクから2球目、高めに浮いたフォークを狙われた。右中間を破る二塁打で二、三塁。さらにビシエドに初球を中前に運ばれ、7球で2点の先制を許した。

 続く福田にも初球を左中間に運ばれると、モヤの投ゴロを挟んで高橋にも左前適時打を浴びた。2月21日の韓国KIA戦で1イニングを投げて以来、久々の実戦マウンド。この日は、打者相手に投げる感覚を養うことが主目的で、早いカウントでストライクを取りにいった球を狙われた形だ。

 だが、二回は先頭の亀沢に三遊間を破られたが、変化球を中心に後続を3人で斬った。続く三回はこの日最速の147キロを計測。直球とカーブ、スライダー、フォークと変化球のコンビネーションで、3番・大島からの中軸を3人で打ち取った。

 既に3・30開幕戦の登板が確実なエース。シーズンを前に残り2度の実戦登板を挟む予定で「開幕に照準を合わせられるようにしたい。次は問題ない」と前を向いた。

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