阪神・榎田「ビックリ」西武・岡本と交換トレード 西武熱烈オファーで実現
阪神・榎田大樹投手(31)と西武・岡本洋介投手(32)の交換トレードが成立し、14日に両球団が発表した。手薄だった左の先発が補強ポイントだった西武からの熱烈なオファーに、阪神が応える形で合意した。
榎田は7年間在籍した球団に感謝すると同時に、新天地での活躍を誓った。「阪神ではいい経験をさせてもらったんですが。現状、プレーヤーとしてはもうひとつなので。もう一花咲かせたいです。チームは替わりますけど、また応援していただけたら」
2010年度ドラフト1位で入団。1年目からセットアッパーを任され、登板62試合は現在も球団の新人記録で、33ホールドはセ・リーグの新人記録だ。
この日朝、鳴尾浜の2軍施設で通告を受け「ビックリしましたけど、必要とされて行くと思う。活躍できるように頑張りたい」。金本監督は「環境が変わった方がチャンスを生かせる。僕は現役も一緒にやっているので、頑張ってほしい」とエールを送った。
谷本球団本部長は「ドラフトから追いかけていた西武さんから、1軍の戦力として強い要望を受けました。双方にとっていいオファーだと決断しました」と説明。岡本は昨季自己最多の6勝を挙げ、6月14日の阪神戦(甲子園)では5回1/3、2失点で勝利投手。阪神は先発候補の一人として期待している。