ドラ2高橋遥 決め球磨く!亜大OB松田&山崎に並ぶ一流選手へ
阪神のドラフト2位・高橋遥人投手(22)=亜大=が15日、ウイニングショットの向上を誓った。1軍の舞台を経験した中で、ウイニングショットの重要性を痛感。これから自らの課題として取り組んでいくつもりだ。この日は都内のホテルで開催された亜大の謝恩会に出席。共に切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲間と久しぶりに再会し、リラックスした時間を過ごした。
経験した2度の1軍舞台。イニングにして計5回。わずかな時間の中で、高橋遥は自分の弱点を見つけていた。「追い込んでからの決め球が自分のボールではダメだなと。投げていてそう感じました」。自らを成長させるための“ヒント”を発見した。
「思いっきり投げたボールで対戦できたので、自分の中では楽しく試合で投げられた」と振り返る2試合。そんな中で今後勝つ投手になっていくために感じとったのが、ウイニングショットの重要性だった。
次回登板は18日のウエスタン・ソフトバンク戦で5イニングを予定。「本当に投げさせてもらえるだけでありがたい。1軍でも2軍でも、使ってもらったところで投げて、一生懸命毎日やるだけだと思っています」。課題が見つかった今、現在持ち球のツーシームか、スライダー、もしくはチェンジアップか、それとも真っすぐか。これから磨きをかけ、何をウイニングショットにするべきか模索していく。
堂々としたマウンドさばきとは正反対な性格の左腕。取材の際に「自分なんて、そんな大した選手じゃありません」と何度も首を振った。それでも与えられたわずかなチャンスで『高橋遥人の投球』をきっちりと披露。金本監督を「肩のいろんな測定とか状況によりますけど、できれば1軍で投げさせたい」とうならせたほど。その存在感は増している。
この日は亜大の謝恩会に出席。久しぶりに再会を果たした仲間からの「頑張れよ」の言葉に、自然と表情も和らいだ。OBにはソフトバンク・松田、DeNA・山崎らそうそうたるメンバーが名を連ねる。「同じ世界にいけたってことだけで満足しないように。まだまだ力はないので一生懸命練習して、対戦してみたいなと思います」。亜大出身者として、一流プレーヤーの仲間入りを。頑張る理由がまた一つ増えた。