金本監督、心配無用 OP戦初完封負け、いまだ2勝も「活気あるから」

 「オープン戦、中日8-0阪神」(18日、ナゴヤドーム)

 阪神が散発3安打で今年のオープン戦初の零封負けを喫した。中日の新戦力・ジーの前に打線が沈黙。金本知憲監督(49)はシーズンでの再戦に向けた対策の必要性を口にしたが「暗くなってるわけじゃないし、明るさというか活気もある」と前向きだ。16日に楽天に大勝した後、同一リーグの中日に2連敗と波に乗り切れない。オープン戦残り5試合では、虎党の不安を拭い去るような戦いぶりを見せてくれ!

 前日にオープン戦負け越しが決まっていた中での、オープン戦初の完封負けだ。ここまでわずか2勝という結果を含めて、少し心配にもなるわけだが…金本監督の思いは違う。沈み切っているわけでも、緩んでいるわけでもない。まだ、自ら締めにかかるような状況ではなかった。

 「暗くなってるわけじゃないし、明るさというか活気もあるし。外から見るとそう(暗く)見えるんですよ(笑)本当に活気がない時は僕はバチッと締め直しますから。まだまだ(大丈夫)です」

 主力を並べた中での3安打完封負け。初対戦のジーに抑え込まれた。テンポ良く、ボールを動かされながらコーナーに投げ分けられる投球を展開されると、攻略は困難なものとなる。だからこそ、相手のリズムをいかに崩し切るか。指揮官は、オープン戦で対戦できたことを前向きに捉えた。

 「ずっと向こうのペースやったから。そのリズムを崩すようなことも考えていかないと。テンポがいいし、余計に自分のリズムで投げられているから、コーナーに決められるというか。それを崩していくことを考えていかないと」

 チームとしても選手個々にとっても、シーズンに向けた貴重な「レッスン」となった。片岡ヘッド兼打撃コーチは前日の敗戦を含めて「2試合続けてこういう試合をしてしまった。残り5試合、こういう試合をしていてはいけない」と語気を強める。オープン戦で出た課題を今後に生かしていくことが重要だ。

 「打てない時とか打たれた時は元気がなく見えるもんですよ。ベンチは声出てるし、今の姿勢は崩さずにやってほしいですね」と金本監督。オープン戦は残り5試合。上り調子で開幕に向かうため、ここからギアを上げていけばいい。

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