ロサリオ変身予告 日本投手のイメージ上方修正!3・30「違った姿を見せられる」

 阪神のウィリン・ロサリオ内野手(29)=前韓国ハンファ=が26日、新天地での開幕を前に「シーズンでは違った姿を見せられると思う」と“変身”を予告した。オープン戦で打率・143と調子を落としたが、日本の投手と数多く対戦したことで自身の中での対戦相手のイメージを上方修正。リーダー宣言も飛び出すなど、心と体の準備をしっかりと整え、3月30日、東京ドームのグラウンドに立つ。

 原因は自分の中ではっきりと分かっている。オープン戦で打率・143、1本塁打と低迷した理由-。ロサリオは「想像と全然、違いました」と対戦する投手のレベルの高さを挙げた。その情報をインプットできたからこそ「シーズンではまた違った姿を見せられるかなと思います」と言い切る。

 2月に鮮烈な実戦デビューを果たしたものの、オープン戦では変化球主体の投球に苦しめられた。変化球を意識するあまり、打撃フォームが崩れ、中盤は力強いスイングが影を潜めてしまった。韓国時代と比較しても「(日本の投手は)コントロールもいいですし、球のキレやスピードもある」と言う。

 「調子が落ち込むこともあり、思うようにいかなかったんですけど、だんだん直ってきた」と手応えを口にしたロサリオ。24日のオリックス戦では田嶋の直球をきれいにはじき返し、打撃練習でもフルスイングで打ち返す姿が戻ってきた。相手投手に対しても「自分の想像していたレベルを上げて、もっと向上していかなければならない」とペナントレース前に認識できたことは大きな収穫だ。

 そこに対応できる自信と確信があるからこその変身宣言。打線の軸としてファンの期待、首脳陣の期待をひしひしと感じており「まずは自分がリーダーになっていろんな人を引っ張っていきたい気持ちもありますし、常にいい状態を保てるようにしていきたい。チーム全体がそうなれるように努力していきたい」と前を向く。

 異国では3カ国目となる開幕の舞台。「精神的にも肉体的にも準備はできているつもり。一番は優勝。そのために日本に来させてもらった」と胸を張ったロサリオが、愛称のトロ(闘牛)となって猛虎を13年ぶりのリーグ制覇へ導く。

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