１３年ぶりのリーグＶ、悲願の日本一へ。伝統の一戦が今年の第一歩となる。阪神・藤川球児投手（３７）が２６日、開幕カードの巨人３連戦（東京ドーム）へ向けて気持ちを高ぶらせた。

　「開幕戦はジャイアンツだし、集中していかないといけない。どちらが勢いに乗るのかシーズンを占うカードになる。お互いのチームににとって血となり肉となるような重要なカード」

　チームは昨季、巨人に１０勝１３敗２分けと負け越し。「いい滑り出しができるように、リリーフ全体でもデータを見直して考えていければいい」と万全の対策で臨む考えだ。

　昨季の救援陣は桑原、ドリスら５人が６０試合以上に登板。チームを支えた。「当面はある程度固めるとして、シーズンが進んで疲労も出てくるときに皆でカバーできるように。去年は理想的だった」と金村投手コーチ。藤川を含めた強力救援陣が、今季も勝利を手繰り寄せる。