涙の金本監督 星野仙一氏「お別れの会」弔辞でリーグ優勝誓う
プロ野球の中日、阪神、楽天で監督を務め、1月4日に70歳で死去した星野仙一氏の「お別れの会」が28日、大阪市内で開かれた。阪神の金本監督らが弔辞を読み、時折、涙で言葉を詰まらせながら星野氏への恩返しの思いと「ウイニングボールを供えに行きますので待っていて下さい」などと、星野氏の遺影の前で今季リーグ優勝への決意を固くした。
金本監督が涙ながらに天国の星野氏へリーグ優勝を誓った。弔辞では、自身に星野氏と優勝にちなんだ3つの夢があったことに触れた指揮官。「1つ目の夢は2003年僕がタイガースに着て星野さんを胴上げするという夢はかないました。2つ目の夢は何とか楽天で、日本一になってほしい、中日とタイガースでなしえなかった日本一、日本シリーズの優勝というのをどうしても達成して欲しい。これが2つ目の夢でした」と話した。
そして「3つ目の夢というのは僕がタイガースで優勝して、胴上げしてもらうところを星野さんに見て欲しかったです。この夢はかなわなくなってしまいましたけれど…、どうしても、優勝して、よくやったなという言葉をかけて欲しかったです」と言葉を詰まらせながらも思いを打ち明けた金本監督。続けて「今年、選手とともに頑張って必ず優勝しますので、天国からよくやったなという言葉をかけて下さい。ウイニングボールを供えに行きますので待っていて下さい」と星野氏の遺影に向けて力強い言葉を発した。
また午前中には、阪神の首脳陣や選手らも献花に参列し「闘将」との別れを惜しんだ。