阪神が２９日、３月３０日の開幕・巨人戦を目前に控え、東京ドームで全体練習を行った。打撃練習では福留や糸井、ロサリオらが快音を連発。各選手、気合十分な表情で練習を終えた。また予告先発が発表され、先発はメッセンジャーが務める。

　４年連続５度目の大役。キャッチボールや、短いダッシュなどで調整した助っ人は「一番重要な試合かというと、そうでもないと思うので、力み過ぎないことを意識しながらね。初戦ということで、楽しみの方が多い。調子は絶好調だよ」と笑みを浮かべながら、抱負を口にしていた。

　２勝１２敗、２分けで２０１２年以来、６年ぶりのオープン戦最下位に終わった。不安視する声もあるが、シーズンとは別の戦いだ。２０００年以降でも、最下位から優勝したケースは２００１年の近鉄、０４年の西武、０８年の巨人と３度もある。執念をスローガンに、１３年ぶりのリーグ優勝を目指す戦いが、間もなく幕を開ける。