ロサ、頼れる4番 2戦連続タイムリー

 「巨人8-4阪神」(31日、東京ドーム)

 頼れる主砲が2戦連続打点だ。阪神・ロサリオが1安打1打点をマーク。前日の開幕戦に続き、この日も4番の役割を果たした。勝利にはつながらなかったが、この勢いをさらに加速させ、開幕カード勝ち越しを呼び込む。

 1死一、二塁で迎えた三回の第2打席。カウント2-2と追い込まれたが、田口のスライダーに反応。左前にはじき返し、二塁走者を生還させた。「いつも積極的にいかないといけないと思っている。そのためにしっかり準備をしている」とうなずき、次戦を見据えた。

 三回に適時打を放った際、一塁ベース上で喜びを爆発させた新助っ人。たとえ自分に安打が出ない時でも、ベンチでは盛り上げ役を買って出る。個人の結果よりもチームの勝利を優先する姿勢は、守備に就いている時でも表れている。

 タイミングを見ながら、マウンド上の投手に声を掛けにいく。その姿はオープン戦のころから見られた。「いつもそういう形でやってきたので、これからも継続していきたい。投手によってはそういう話が必要な選手もいる」。今後も要所で声を掛け、仲間を助けていく考えだ。

 オープン戦では打率・143と低調に終わったが、開幕前に口にした「シーズンではまた違った姿を見せられる」との言葉にうそはない。初回には糸原の送球を捕り損ない、初失策を記録したが、気持ちを切り替えてバットで挽回。4番としての存在感は、日ごとに大きくなりつつある。

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