才木、清宮斬りで1軍準備OK 6回被安打4、6K2失点
「ファーム交流戦、日本ハム2-7阪神」(鎌ケ谷スタジアム)
1軍昇格へ準備万端だ。先発した阪神・才木が6回を投げて4安打2失点。2四球は与えたものの6奪三振と、4失点した前回6日のウエスタン・中日戦から修正した姿を披露した。
2軍戦にも関わらず、詰めかけた観衆は2623人。注目ルーキー・清宮との対戦は初回だ。2球続けて真っすぐで空振りを奪い、3球目にこの日最速となる150キロで一ゴロ。二回は4番・高浜、1軍で実績のある5番・矢野と続く岡から3者連続三振を奪った。
3度訪れた高卒ドラ1との対戦も、全て凡打で“清宮封じ”に成功。「ストレートで空振りを取れたのは良かった。別に意識はしていなかった」と振り返った。
許した2点はともに2死までこぎ着けながら粘れなかった。「(点を)取ってもらった次の守りで、先頭をヒットで出したり、2死からの四球は反省」と自身に言い聞かせた。それでも矢野2軍監督は「ゾーンの中で押し込んだファウルを取りながら、最後『決めに行ったろ』っていうメリハリはすごくあった」と評価した。
同時に「きょうのピッチングを1軍で出せるのであれば、勝負できるんちゃうかなっていうレベル」。来るべき1軍の先発マウンドに向け、才木が結果と内容の両方にこだわり続ける。