原口が2の2で菅野撃ち 途中出場で魅せた!将も執念称賛「良くなってきた」
「阪神2-8巨人」(20日、甲子園球場)
完封ペースかと思われた巨人・菅野のゼロ行進に、待ったをかけた。六回と八回の得点は、阪神・原口のバットが口火を切り、生まれたもの。わずかな出場機会の中で、2打数2安打と存在感をアピールだ。
「しっかりスイングできたのはいいことなので、続けていきたい。途中からでもやれることをしっかりとしていかないといけないと思うので」
六回から今季初めてマスクをかぶり、その裏の打席だ。先頭で追い込まれながらも、菅野の変化球をライナーで中前に運んで出塁。高山の適時打でホームに生還すると、八回にも先頭の打席で、三塁線を破る二塁打を放って、再び高山の適時打につなげた。
ここまで3試合の出場でわずか3打席だった。それが、菅野を相手にマルチ安打を記録。金本監督も「しばらく実戦に出てないんだけどね、彼は。その中でよく、菅野から2本というね。だいぶバッティングが良くなってきたなというのはあったけど、なかなか使うところが無くて」と執念を称えた。
原口自身は「投手に迷惑をかけてしまった。投手と捕手の連携。島本の初登板で迷惑をかけた。試合に出ていく中でしっかりとやっていかないといけない」と守備を反省。ただ、限られた出番で示した結果は、今後につながるものとなった。