岩貞1軍準備OK 2軍戦で7回0封6K三塁踏ませず
「ウエスタン、広島0-2阪神」(22日、由宇球場)
一人一人、丁寧に投げ込んだ。先発した阪神・岩貞が7回を投げて被安打5、奪三振6、与四球3で無失点。広島打線に三塁を踏ませず、スコアボードに0を並べた。「ボールの走りも悪くなく、0で抑えられたのは良かった。継続していきたい」と左腕は淡々とした表情で振り返った。
三回まで33球、序盤はサクサクと片付けた。四回は四球を2つ与え、この試合初めてのピンチを迎えたが、5番・小窪を右飛、6番・岩本は1球で捕邪飛に仕留めた。走者を出しても、けん制やクイックを駆使して打者のタイミングを外した。「上(1軍)に行っても、同じような投球術というか。しっかり時間を使ってやりました」と落ち着いたマウンドさばきが光った。
矢野2軍監督は「現状の調子の中で、しっかり投げたと思う」と評価しつつ「岩貞の良さは三振を取れるところだから、今で満足することなくやってほしい」と注文も忘れなかった。次回は日にちは未定だが1軍登板が濃厚。由宇での102球を弾みに、今季2勝目を狙う。