鳥谷 鉄人・衣笠氏に「頑張ってと声をかけていただいた」 歴代2位1914試合連続出場中
プロ野球広島で活躍し、2215試合連続出場で「鉄人」と呼ばれた衣笠祥雄氏が23日、上行結腸がんのため亡くなった。71歳だった。現在、連続試合出場を続ける鳥谷敬内野手(36)は24日、衣笠氏からの言葉を胸に今後も戦っていく思いを明かした。
歴代2位となる1914試合連続出場の記録を維持する鳥谷は「頑張ってと声をかけていただきました」と思い出を語った。
最後に言葉を交わしたのは2年前の宜野座キャンプ。衣笠氏が訪問した際に連続試合出場の記録に関して「あいさつしたときに話はしていただきました」と言う。
鉄人が持つ連続試合出場記録を塗り替える最も近い位置に鳥谷がいる。だが本人は「先のことなんで(記録)意識したことはない。(自分が)言うほどでも…」と明かした。以前から「一日、一日の積み重ね。先の目標は見ずにやっていきたい」と語っていたように、今は二塁のポジションでレギュラーを奪うことが先決だ。
開幕からの打撃不振でスタメン出場は限られた状況にある。この日、室内練習場でバットを振り込み「今は自分の状態を上げていかないといけない」と力を込めた。不動のレギュラーに返り咲いたその先に、偉大な鉄人の記録が待っている。