藤浪、復肩へ再スター投 抹消後初ブルペン「変化球多めに投げた」

 阪神の藤浪晋太郎投手(24)が26日、21日に出場選手登録を抹消されてから初めてブルペンに入り、投球練習を行った。この日、鳴尾浜での2軍残留練習に参加。変化球主体の投げ込みで、復活への第一歩を刻んだ。

 時折、投球の間隔が長く空いた。自らが描くイメージと実際の球筋を照らし合わせながら丁寧に右腕を振る。捕手を務めた小豆畑のミットを目掛けた65球で、藤浪が再スタートした。

 これまでの自分を見つめ直し、主眼に置いたのはスライダーやカットボールなどの精度。「変化球を少し多めに投げました」。20日の巨人戦で5回6失点で今季初黒星を喫して2軍降格後、変化球でも優位に攻められる投球術の必要性に言及していた。直球で押すスタイルからの“マイナーチェンジ”に、ひとつの光を見いだす。

 暗さは感じられない。この日のブルペン入りについて「特に変わったことではないです。練習ですので。ケガをしたわけでもないですし」と説明。練習の合間には、キャッチボール相手だった青柳とお互いの球筋を確認するなどして汗を流した。

 下を向いても仕方がない。“復肩”への道を前向きに歩んでいく。2軍戦での次回登板は「決まっていないです」。今後は矢野2軍監督らと相談した上で方向性を定める。復活を期して励む2軍での無期限調整。鳴尾浜での時間を無駄にはしない。

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