能見が4回8安打9失点で降板 初回に3発被弾で6失点

2回広島2死二塁、広島・新井貴浩(奥)に適時二塁打を浴びる阪神・能見篤史=マツダスタジアム(撮影・高部洋祐)
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 「広島-阪神」(11日、マツダスタジアム)

 阪神の能見篤史投手(38)が、4回を投げ8安打9失点で降板した。初回に3被弾。重苦しい雰囲気の中で失点を重ね、先発として試合を作れなかった。

 立ち上がりから、広島の強力打線につかまった。菊池、バティスタに2者連続で本塁打を浴びると、さらに2死一塁となって安部に適時三塁打を許した。その後も暴投で失点。8番・石原にも直球を左翼席ギリギリに運ばれ、この回一挙6点を失った。

 初回からの大量失点。だが二回も強力広島打線の勢いを止められなかった。先頭打者に四球を与えると、2本の適時二塁打、味方のミスでこの回も3点を失った。徐々にペースを取り戻し、三回、四回をともに無失点に抑えたが、その裏に打順が回ると無念の降板となった。

 広島戦での登板は今季2試合目だった。前回登板の4月29日は、6回3失点で喫した今季1敗目。それでも中11日と大きく登板間隔があく中で、技術と経験で先発として試合は作っていた。

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