高橋聡「投げられません」左肩コンディショニング不良で抹消 開幕から状態上がらず
阪神の高橋聡文投手(34)が11日、左肩のコンディショニング不良で出場選手登録を抹消された。10日・巨人戦の試合前練習中に違和感を訴え、中継ぎ陣と共に行うメニューを消化することなく、ベンチへ引き揚げていた。
今季はここまで8試合に登板。前回6日の中日戦では1回を無失点に抑えていたが、防御率5・40と開幕から本来の調子ではなかった。
金村投手コーチは「シーズンが始まってからも左肩の状態というのはよくなくて、投げていってということだったが、なかなか状態が上がってこなかった。本人から『投げられません』とのことだったので」と説明。入れ替わりで左サイドスローの山本が昇格した。
経験豊富な左腕の離脱がチームに落とす影は大きい。昨季は61試合に登板して防御率1・70、26ホールドポイントをマークするなど、抜群の安定感でブルペンを支えた。「完全に投げられないわけではないので。できるだけ早く戻ってきてほしい」と同コーチは早期復帰を願った。
今後は2軍に合流し、リハビリを進めていく方針。抜けた穴は投手陣が一丸となり、カバーしていく。