メッセンジャー 完封逃すもリーグトップの6勝目 原口が執念の決勝打
「阪神2-1DeNA」(15日、甲子園球場)
阪神・メッセンジャーが8回0/3を1失点の好投で、リーグ単独トップの6勝目。“お得意様”のDeNAには3戦3勝となった。
威力ある直球を軸に頭脳的な投球術も駆使。虎のエースが立ち上がりからテンポ良くアウトを積み重ねた。三回1死一、二塁のピンチでは神里にフォークを打たせて遊ゴロ併殺打。七回1死一塁では宮崎にスライダーを打たせて、遊ゴロ併殺打に仕留めた。
2-0の九回、先頭の桑原にソロを被弾。107球を投げ、ここで守護神のドリスにマウンドを託した。制球力抜群で与四死球は0。ほぼ完璧な内容だったが、あと一歩で完封を逃し、首を小さく横に振りながらベンチへ下がった。この後、ドリスが無失点でしのいだ。
打線は六回、代打の原口がバットを折られながら執念の2点二塁打でメッセンジャーを援護。チームの連敗は4で止まり、勝率5割に復帰した。DeNAには開幕から無傷の5連勝となった。
DeNAは好投の飯塚を援護できず。勝率5割復帰を逃した。
お立ち台に上がったメッセンジャーは「最終回、点を取られて悔しいのは悔しいが、勝てて良かった。甲子園のファンの皆様の前で投げるのは最高。エネルギーをくださるので、我慢強く投げられたし、原口さんが打ってくれた」と、ファンと仲間に感謝した。