阪神、打線振るわず逆転負け 勝率5割復帰ならず

8回表終了後、ベンチからグラウンドを見つめる金本監督=ナゴヤドーム
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 「中日3-2阪神」(19日、ナゴヤドーム)

 阪神が中日相手に逆転負けを喫した。先発の小野が7回を投げて、6安打3失点で2敗目。打線は4安打2得点に抑えられ、これで9日の巨人戦(東京ドーム)から、9試合連続で3得点以下と元気がない。

 小野は初回に先制点を手にすると、序盤は安定した投球で中日打線を封じた。二~四回をいずれも3者凡退に斬るなど、力強い直球を軸にテンポのよい投球で圧倒。だが、初回の得点以降、追加点が奪えない試合展開の中、暗転したのは六回だった。

 先頭の京田、大島に連打を許すと、アルモンテの投ゴロを挟んで1死一、三塁でビシエドとの対戦。その初球、真ん中に甘く入った144キロ直球を狙われた。打球は左中間フェンス直撃。適時二塁打で一気に2者が生還し、勝ち越し点を許した。さらに続くモヤにも初球のフォークを狙われ、右前適時打で3点目を失った。

 攻撃では福留が休養でスタメンを外れ、4番にはロサリオが6試合ぶりに復帰。「5番・三塁」に大山を入れ、中日の先発左腕・ガルシアと対した。初回、先頭の俊介、植田が四球で出塁。糸井の一ゴロで一、三塁とすると、7個目の盗塁を決めて二、三塁とした。

 ここでロサリオが、二塁右に鋭い打球を放った。二塁手・高橋が横っ飛びで好捕し、二ゴロに倒れたが、三走・俊介が先制のホームを踏んだ。だが、二回以降は七回まで植田、糸原の中前打2本に抑えられた。それでも八回、2死一、三塁を作ると、ドラフト3位の熊谷(立大)が代走で初出場。二盗を決め、一打同点のチャンスを作ったが、糸井が空振り三振に倒れた。

 九回は先頭のロサリオが二塁打で出塁。大山の遊ゴロで三進し、糸原の二ゴロの間に1点差に迫った。だが、福留が凡退し、反撃は及ばなかった。連勝ならず、勝率5割復帰を逃した。

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