ドラ3熊谷 光ったプロ初盗塁 「1つ走れたということは自信」
「中日3-2阪神」(19日、ナゴヤドーム)
存在感を光らせた。代走としてプロ初出場すると、すかさず二塁を陥れた阪神のドラフト3位・熊谷(立大)。限られたチャンスを生かして自慢の足を見せた。
「常に準備はしていたので、気持ちの部分ではすんなり入ることができた。盗塁したときは覚えていますが、二塁にいったときは覚えていません」
八回、2死一、三塁。出番が巡ってきた。右前打で出塁した伊藤隼に代わって一塁へ。打席には糸井。失敗すれば得点機を逃しかねない場面で3球目にスタートを切った。捕手・大野奨は二塁送球せず。プロ初盗塁を成功させ好機を拡大した。
2軍ではウエスタントップの20盗塁をマーク。「自信のある足でアピールできた。1つ走れたということは自信になった」。1軍定着へ、どん欲に走り続ける。