ロサリオ 変化球に3K…先発落ち危機 金本監督我慢の限界「こんこんと言った」
「阪神1-0巨人」(25日、甲子園球場)
甲子園の巨人戦で今季初勝利を挙げても、素直に喜びきれない。好機を逃した薄氷の展開に悩みが見えた。ため息に包まれた阪神のウィリン・ロサリオ内野手の3三振。ファウルすらなく、1度もバットに当たらなかった内容にも不満が残る。金本監督は「パニックじゃない。意識だと思うよ」と切り出し、苦笑いで振り返った。
「こちらが出してる指示というのをね、ちゃんと全然(できていない)…昨日もこんこんと言って、今日もこんこんと言ったんだけど(苦笑)それができてない。できないということは打てないということですから。打てる気配はなかった」
打席で指示を忘れてしまうのかは分からないが…同じような三振を繰り返しては印象が悪い。二回は外に逃げる変化球で三振。五回はフォークで3球三振で、六回1死三塁は二回と同じように外の変化球に空を切った。結果的に回ってこなかった八回の4打席目も、金本監督は「今日の結果を見ると当然だと思います」とネクストに伊藤隼を準備させ、代打を送る考えだった。
試合後、ロサリオは厳しい表情で球場を後にした。金本監督は「明日はいくでしょう、左(田口)ですし。それでもう1回対応を見てみますけどね」と話したように、26日の内容次第では27日以降にスタメン落ち…ということもありえるピンチに陥った。
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