中谷、先制V2ラン 前日サヨナラのヒーローまたも!自然体の構えで爆発

 「阪神9-1巨人」(27日、甲子園球場)

 準備は整っていた。初球、狙い通りの真っすぐが甘く入ってくる。迷わず振り抜くと打球は左翼スタンドへ飛び込んだ。阪神・中谷将大外野手が二回に今季1号2ランを放ち、天敵・野上攻略に一役買った。

 糸井の二塁打で作られた無死二塁の好機。狙い球を直球に絞った。「チャンスだったし、甘いボールを捉えられてよかった」と振り返る。26日は同点の九回にプロ初のサヨナラ打。前日のヒーローは勢いに乗っていた。

 今季は不調で開幕2軍スタート。2018年初アーチは少しだけ遅くなってしまった。「とりあえず、今日1本出てよかった。続けていけるように」。巻き返しを予感させる一撃となった。

 金本監督からは、内側に入り過ぎていた左肩の動きが改善されていることを評価された。もちろん、中谷自身もフォームは意識する部分だ。ただ、試合では「自然と(打席に)入れているのかなと思います」と手応えを示すように、自然体の構えが打棒爆発のポイントとなっている。

 一方、守備では反省点が残る。九回、1点を返され、なおも1死満塁。長野が打ち上げた左翼への大飛球に追いつき、一度は捕球したかのように見えたが、送球動作に移る流れで球をこぼし、審判は落球と判断。一、二塁の走者は進塁しておらず、結果的にダブルプレー、珍しい形でのゲームセットとなった(記録は左ゴロ)。打のヒーローである中谷だが消え入るような声で「頑張ります」と拙守を猛省。頭を切り替え、交流戦でも大暴れする。

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