見タカ!福留、執念のタイムリー「みんながつないでくれたので、後ろに」
「交流戦、阪神2-5ソフトバンク」(31日、甲子園球場)
最後の一打に主将の意地を見た。完封ペースで抑えられたタカに突き刺したせめてもの一撃。仲間が作ってくれたチャンスを無駄にできない。阪神・福留孝介外野手が終盤で執念のタイムリーだ。
黙って終われるほど柔ではない。ベンチの思いをバットに乗せたのは5点を追う八回。代打・板山の犠飛で1点を返し、続く糸原が四球を選び巡ってきた2死満塁の好機。「何とかみんながつないでくれたので、後ろに」。敵の2番手・加治屋が1ストライクから投じた外角高めの直球を逆らわないスイングで捉えた打球は、左前への適時打となった。
これで2試合連続打点だが、自身のタイムリーは5月10日・巨人戦以来。チームとしても今3連戦で初タイムリーだ。
この日の試合前には植田ら若手へ声をかけるなどムード作りを気にかけていた。交流戦は聖地で3連敗スタート。それでも下を向かない。必ず自分のバットで反攻へののろしを上げる。