藤浪 6回途中7失点 打線援護直後にピンチ招き交代

6回、西武・森友哉に四球を出して満塁としマウンドを降りる阪神・藤浪晋太郎(左から2人目)=メットライフ(撮影・田中太一)
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 「交流戦、西武-阪神」(3日、メットライフドーム)

 阪神の先発・藤浪が5回1/3を投げて、6安打7失点(自責4)で途中降板。昨年5月4日・ヤクルト戦以来、395日ぶりの白星とはならなかった。

 試合は初回、先頭の秋山に二遊間を破られ、中前打で出塁を許した。続く源田を追い込むと、外のフォークを振らせ、遊撃正面の併殺コース…と思われたが、この打球を植田がファンブル。不運な形で一気に無死一、三塁のピンチを背負った。

 続く浅村は、3球勝負で見逃し三振に斬ったが、山川の打席で重盗を仕掛けられて先制点を失った。さらに2死二塁から、5番・メヒアには初球、高めに浮いた153キロを狙われ、左中間フェンス直撃の適時二塁打を浴びた。続く外崎には死球を与えたが、最後は斎藤彰を空振り三振に斬った。

 二、三、四回以降は最速156キロの直球を軸に、カットボールを決め球にして、西武打線を3者凡退に抑えた。だが、五回だった。この回、1死から金子に一、二塁間を破られた。続く秋山の打席で一塁にけん制球を投げたが、これが暴投になって二塁進塁を許した。秋山にも右前打を浴びると、糸井の捕球ミスも重なって1点を失う。

 続く源田は左飛に抑えたが、さらに浅村にも右前適時打を浴び、この回2点を失った。3本の安打はいずれもカットボールを狙い打たれたもの。四回までの粘投を支えてきた決め球に絞られ、リードを広げられる形になった。

 六回に打線が奮起し1点差に迫ったが、裏のマウンドだった。1死から外崎に左翼線を襲う二塁打を浴びると、斎藤彰には四球を与えた。続く炭谷の打順で西武ベンチは、代打・森を送り出した。大阪桐蔭の1学年後輩。甲子園春夏連覇を達成した元相棒との対戦に、球場のボルテージは最高潮に達した。

 だが、2球目に暴投でそれぞれ進塁を許すと、ストライクが入らず連続四球となった。ここで金本監督がベンチを出て交代を告げた。2番手の岩崎が金子侑に2点適時打を献上。さらに代わったモレノが押し出し四球、山川に3点適時二塁打を浴び、ビハインドは7点に広がった。

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