陽川、昇格即一発&プロ初タイムリー「結果にこだわって」2安打4打点

 「交流戦、西武10-5阪神」(3日、メットライフドーム)

 ロサリオの不振によってチャンスが巡ってきた。スタメン起用の期待に一発回答で応えた。今季初昇格した阪神・陽川尚将内野手が1号2ランを含む2安打4打点。勝利には結びつかなかったが存在感を示した。

 4点を追う六回の第3打席。中谷の適時二塁打で1点を返し、なおも無死二、三塁。榎田のシュートを右に持っていき、2人の走者を生還させた。続く八回第4打席は1死一塁の場面。平井から左翼席へ2ランをたたき込んだ。

 チャンスはそう多くないことを理解していた。だからこそ「1打席、1打席を大切に、結果にこだわってやっていきたい」と力を込める。打てなければ居場所はない。重圧を力に変えた。

 本塁打を放った場面は八回で7点ビハインドと、試合の大勢は決まっていたかもしれない。だが、「どんな場面でも集中して打席に入っていきたい。1打席を大切に、無駄のないように」と気持ちは切らさなかった。

 昨季はもろさが目立ったが、今季は追い込まれてから“すり足打法”に切り替えるなど打席の中で粘りを見せている。「結果を出していかないと1軍に残れないんで」と陽川。2軍戦で日に焼けた顔を引き締め、次戦を見据えた。

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