阪神がサヨナラ勝ち 2回無失点のリリーフ能見が今季初勝利

ロッテの適時失策でのサヨナラ勝利に、ベンチを飛び出す阪神・岩貞祐太(中央)ら阪神ナイン=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「交流戦、阪神3-2ロッテ」(9日、甲子園球場)

 延長十二回、相手の失策でサヨナラ勝ち。1死一、二塁で代打・山崎の遊ゴロで6-4-3の併殺完成と思われたが、ロッテの二塁手中村が一塁へ悪送球。二走の中谷がサヨナラのホームを踏んだ。

 延長十一、十二回と2回を無失点で今季初勝利の能見は「高めにいかないようにと、自信を持って投げることを考えた」と振り返り、リリーフについては「試合状況、流れを感じながらマウンドに上がっています」と笑顔を見せていた。能見は通算99勝目で、リリーフでの白星は2010年10月2日・広島戦(マツダ)以来、8年ぶり3勝目となった。

 阪神は2点リードの九回に守護神・ドリスが、先頭の藤岡裕から4連打を許して追いつかれた。打線は初回、福留が5月17日のDeNA戦以来の本塁打となる4号ソロで先制。六回は福留の犠飛で加点した。

 先発の岩貞は7回を4安打無失点の好投も4勝目はお預け。

 阪神の延長戦の今季成績は、●○●○の2勝2敗となった。また、雨天中止の次試合は7戦7勝となった。

 ロッテは岩貞を打ちあぐねていたが、九回にドリスをとらえ、藤岡裕、中村の連打で無死一、二塁とし、角中の右前への適時打で1点を返すと、さらに一、二塁から清田の投前へのバントが内野安打となり、この打球を処理したドリスの悪送球を誘って土壇場で追いついた。

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