阪神新助っ人候補ナバーロ獲得秒読み 谷本本部長「調査の強度上げている」
阪神の新外国人選手として、エフレン・ナバーロ内野手(32)=カブス傘下3Aアイオワ=の獲得が間近に迫っていることが9日、分かった。ナバーロは8日(日本時間9日)の、パドレス傘下3Aエルパソ戦で一時的に登録メンバーから外れており、近日中に交渉がまとまる可能性も出てきた。
8日にナバーロが獲得候補であることが判明した中で、一日も早い獲得を目指してすでに交渉に着手しているもよう。この日、谷本球団本部長は「今の時点でお話することはありません」とした上で、候補の一本化について問われ「調査の強度を上げている」と話した。交渉がうまく進めばということか、という問いには「そういう感じです」と答えた。
ナバーロは今季、メジャーでは4試合の出場に止まっているが、マイナーでは48試合で4本塁打、29打点、打率・310の成績を残している。7日のロッキーズ傘下3Aアルバカーキ戦では「4番・一塁」で出場し2安打と結果を残した。
メキシコ代表として13、17年のWBCに出場。16年の強化試合では武田(ソフトバンク)、山崎(DeNA)から安打を記録するなど国際経験も豊富だ。守備は一塁だけでなく外野もこなせるため、2軍調整中のロサリオ昇格後も同時起用が可能となる。
金本監督はナバーロに関して「(実際に)見てないから分からん。(外野もこなせるがと問われ)どうかなあ。分からん」と話すに止めた。現在、セ・リーグは2位以下が大混戦で、首位・広島と阪神のゲーム差は「5・5」。この日は勝ったものの9安打で3得点と拙攻が目立った。混戦を抜け出し、広島を追い抜くためにも、ナバーロに起爆剤としての期待がかかる。