糸井が初回に先制打 左前へポトリ「いいところに飛んでくれてラッキー」

1阪神1死二・三塁、先制適時打を放った阪神・糸井嘉男は二塁を狙うもアウトになる(野手ロッテ・中村奨吾=甲子園(撮影・山口登)
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 「交流戦、阪神-ロッテ」(10日、甲子園球場)

 阪神の糸井嘉男外野手(36)の2点適時打で、幸先よく先制。初回から4番のバットが、ルーキーの高橋遥を援護した。

 1番・糸原が四球を選び出塁すると、続く植田は犠打。投手の前へ転がすと、快足を飛ばし内野安打をもぎ取った。無死一、二塁。ここで9日の同戦で2打点を挙げた福留が、大歓声を受けて打席へと向かった。初球からバントをしかけるなど球場をどよめかせたが、結果進塁打となる投ゴロでつないだ。

 ここで6試合連続での4番起用が続く、糸井が試合を動かした。カウント1-1からの3球目。内角の直球をはじき返すと、打球は左翼・角中の手前へポテン。「チャンスでなんとか走者をかえそうと思って打席へ入りました。いいところに飛んでくれてラッキーでした」。走者2人が一気に生還し、まずはゲームの先手を取った。

 9日の同戦では、3タコ&途中交代。通常とは異なる風の影響を受け、守備でのミスもあった。それでもこの日は初回から、バットで貢献。5日のオリックス戦以来、3試合ぶりの打点を挙げた。

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