阪神 山脇容疑者逮捕で次カード楽天の情報収集できず 先乗りスコアラー不在
阪神スコアラーの山脇光治容疑者(55)が、仙台市内の家電量販店で女性のスカート内を盗撮したとして、宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の疑いで12日に現行犯逮捕されていたことが13日、分かった。仙台東署の調べに対して同容疑者は容疑を否認している。
球団は山脇容疑者の逮捕を受け、スコアラー体制の暫定的な変更を発表した。同容疑者は次カードの楽天3連戦を担当予定だったが、急きょ、日本ハム担当の太田貴スコアラーが兼務する。
ただ現在、チームは日本ハムと戦っているため、太田スコアラーは札幌を離れられず、仙台で行われている楽天-中日戦は先乗りスコアラーが不在になるという。
球団関係者は「太田スコアラーは去年も(楽天の)担当経験があり、データの蓄積もある。先乗りスコアラーは不在になりますが、チームに迷惑をかけないようにやっていくことになる」と語った。リーグ戦で山脇容疑者が担当していた中日については、現段階では未定だという。
阪神は数年前からスコアラー陣に担当球団制を敷いて情報収集を進めてきた。山脇容疑者の逮捕で欠員が出たことにより、その影響が懸念される。