阪神・山脇スコアラー盗撮容疑で逮捕 女性のスカート内撮影も否認
阪神スコアラーの山脇光治容疑者(55)が、仙台市内の家電量販店で女性のスカート内を盗撮したとして、宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の疑いで12日に現行犯逮捕されていたことが分かった。仙台東署の調べに対して同容疑者は容疑を否認している。球団職員の逮捕を受けて13日、阪急阪神ホールディングスの角和夫会長(69)と揚塩健治球団社長(58)のグループのトップ2人が頭を下げる事態となった。
一報が届いた阪神球団内に衝撃が走った。現役の球団職員が不祥事を起こした。スコアラーの山脇容疑者が12日、25歳女性のスカート内をスマートフォンで撮影した疑いで、現行犯逮捕された。
仙台東署の取り調べに対し、現時点で山脇容疑者は容疑を否認している。「若くてきれいな人だったので、後ろ姿を撮ろうとしたら、たまたま風でスカートがめくれ上がった」と話しているという。
15日からの楽天3連戦に向けて先乗りスコアラーとして仙台入りしていた。犯行場所は、仙台市内にある家電量販店の上りエスカレーター。同店の店員によると「女性が自分で気付いて『盗撮したでしょ』と声を上げると、(山脇容疑者は)逃走を図ろうとして、複数の男性に取り押さえられて通報に至りました」と説明した。
犯行時刻の午後4時15分頃は対象チームである楽天が既に練習を始めていた時間帯。揚塩球団社長は「先乗りスコアラーですから、当然、練習を見るというのが本来の姿だと思います」と憤慨した。
球団では毎年11月に選手を中心にコンプライアンスの研修会を開催している。スコアラー、スカウトは出席が任意だったが、山脇容疑者はここ数年、研修会には参加していなかったという。
同容疑者は近日中にも検察庁に送られ、裁判官らとの話し合いを経て拘留の有無が決まる。