ロサリオ、昇格準備OK 3戦連続マルチ!矢野2軍監督ゴーサインも金本監督は慎重
「ウエスタン、阪神7-10中日」(17日、甲子園球場)
自らの存在感を際立たせた。「4番・一塁」で先発出場した阪神のウィリン・ロサリオ内野手が3打数2安打1打点。3試合連続マルチヒットと、主砲が1軍再昇格へ万全の態勢を整えた。
先頭で迎えた二回の第1打席。カウント1-1からの3球目、中日先発・清水が投じた140キロの直球を引っ張った。打球は三塁線を破り、ロサリオは二塁に到達。三回1死三塁の第2打席では、初球133キロの変化球を中前にはじき返し、三塁走者を生還させた。
ロサリオは「(浜中2軍)打撃コーチと自分のタイミングをつかむこと、間を意識してやってきたので、その結果が出ているのかな」と手応え十分だ。試合前には入団会見を行った新外国人のナバーロと会話。「率直にうれしい。ドミニカでも何年か一緒に野球をやっていたし、彼もすごくいい人柄を持っている。彼のためにも、お手伝いできたら」と笑顔を浮かべた。
矢野2軍監督は「いつ(1軍に)行ってもいいのかな」とゴーサイン。だが金本監督は、19日・ロッテ戦からの1軍合流の可能性に「まだやろ。内容を見てないから。空振りの仕方とか、どう打ったのかとか」と慎重だ。「チャンスを待って、言われたタイミングで行くだけなので」とロサリオ。主砲は鼻息を荒くしながら、その時を待つ。