メッセ 序盤3失点も信頼不変 「試合は壊さず七回まで仕事ができた」

 「交流戦、阪神1-3ロッテ」(19日、甲子園球場)

 4敗目にも、悲壮感はなかった。先発した阪神・メッセンジャーが7回を8安打3失点。立ち上がりを攻められたが、その後は安打を許しながらも粘りの投球。追加点を許さず、試合を作った。

 初回、四球と犠打で1死二塁とされ、3番・中村、4番・角中に連続適時二塁打を浴びた。二回は1死から安打と犠打で2死二塁とされ、荻野に左前適時打を食らった。

 角中と荻野には、これまで威力を発揮してきたカーブを捉えられた。「いい投球をして、うまく打たれたという感じ」と肩をすくめた助っ人右腕。ただ、三回以降は無得点に封じ、「試合は壊さずに、七回まで仕事ができたと思います」と振り返った。

 甲子園での投手指名練習に参加予定だった18日、大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震が発生。それによって阪神地区でも大渋滞が起こり、練習に参加することができなかった。その影響を問われると「全然関係ない」ときっぱり。ブルペン投球を17日までに済ませていたこともあり、調整にズレは生じなかったようだ。

 香田投手コーチは「立ち上がりがもったいなかった。何試合か続いているかな。少し増えてきている」と試合序盤に失点する傾向を指摘。ただ、「その後は粘ってくれたけどね」と信頼は不変だ。

 打線の援護に恵まれなかったが、こういう日もある。好不調の波に左右されることなく、メッセンジャーはこれからも任された仕事を全うしていく。

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