ナバーロ 実戦デビュー 26日2軍戦 金本監督「1日も早くと思っている」
阪神・金本知憲監督(50)が25日、26日のDeNA戦(横浜)に向けて横浜へ移動した。この日、新外国人のエフレン・ナバーロ内野手(32)=前カブス傘下3A=のNPBでのプレーに必要な諸手続きが完了。26日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)で実戦デビューの予定だ。チームは5連敗で単独最下位という状況もあり、打撃内容を見極めた上で、今週中も視野に、一日も早い1軍昇格と、起爆剤となる活躍を熱望した。
空気を変えるきっかけが欲しい。広島に甲子園で喫した悪夢の3連敗。ズルズルと引きずりたくないからこそ、新たな風を吹かせて欲しい。この日、新外国人のナバーロの諸手続きが完了。26日からNPBでのプレーが可能となっただけに、金本監督は一日も早い1軍合流を熱望した。
「一日も早くと思ってるよ。空気を変えるという意味でもね。(2軍では結果以上に)状態とか内容とか、体が動いてるかとか、振れてるかとか。(チームに生じる変化は)打線の線の部分でね。競争も出てくるやろうしな。若手に限らず」
ようやく出撃態勢が整った。さっそく、26日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)に出場する予定だが、なにより状態や打撃内容を確認することが必要となる。この日、金本監督は横浜に移動したため「(報告を)聞くしかないよな」と、26日からは2軍からの報告で状態をチェック。問題なければ、今週中も視野に早期の昇格を決める流れとなる。
2軍調整中のロサリオはまだ昇格させず、状態を見続ける。マテオも29日のウエスタン・オリックス戦で実戦復帰するため「マテオも待ち遠しいしな。難しいよ、この(外国人枠の)3つは。どう使っていこうか」と話すが、まずはナバーロを優先させる方向だ。
現在、単独最下位ながら2位・巨人までのゲーム差は「2」という状況。「(今の順位は)関係ない。去年だって5月中旬ぐらいはウチが1位だったから。1位でも最下位でも(まだ)関係ない」。混戦を抜け出すための一つのきっかけをナバーロに託す。