糸井がベンチ外れる 30日に右膝に死球受け退場
「ヤクルト-阪神」(1日、神宮球場)
阪神の糸井嘉男外野手(36)がベンチ入りメンバーから外れた。
糸井はこの日、球場に姿を見せることなく、球団は「死球による影響で腫れが引かず、球場には来ていません。ホテルおよびホテル周辺で体を動かしています」と発表。前日6月30日に行われた同戦の八回、ヤクルトの3番手・風張から右膝付近に死球を受けて、大事を取って途中交代していた。
歩いてベンチまで戻ると、すぐにアイシング治療。試合後は足を引きずりながらだが、「病院やな」と努めて明るく振る舞いながら、歩いてクラブハウスまで戻っていた。
糸井は今季、ここまで全70試合にスタメンで出場。ロサリオの打撃不振による降格で、5月27日の巨人戦(甲子園)から4番に起用されると、打率・301、10本塁打、40打点、と全てチームトップの成績を残し、15盗塁はヤクルト・山田哲に次ぐ、リーグ2位の記録を残していた。
今後について球団は「あした以降については、現時点では分かりません」と説明。開幕から調子の上がらなかった打撃陣の中で孤軍奮闘し、チーム全体として復調気配が漂い始めたところで4番の負傷。2カード連続の勝ち越しを狙うこの日は、4番不在での戦いを強いられることになる。