陽川4番継続、糸井復帰後もあるぞ 金本監督「一番期待できる」

 阪神・金本知憲監督(50)が5日、陽川尚将内野手(26)を糸井復帰後も4番で起用する可能性を明かした。シーズン当初は右のロサリオに4番を任せ、左の福留と糸井で挟む形を理想としていた中、右の陽川が結果を残し続ければ4番に据えることに問題はない。この日の中日戦は雨天中止。6日からのDeNA、広島との6連戦でも、ブレークの兆しが見える陽川への期待は大きい。

 打席で答えを示し続けてくれる姿が、頼もしく映る。「代役」で終わらないだけのものが、はっきりと見えてきた。だからこそ金本監督は、陽川の4番固定という可能性を否定しなかった。

 「(糸井が復帰後も4番で)そのままいってもいいと思うしね。ロサリオを4番で前後を糸井と孝介というのが、理想に思った形だったから。嘉男を3番で孝介を5番でもいいと思うしね。(糸井が)帰ってきてからも」

 信頼は日に日に高まるばかりだ。1日のヤクルト戦から糸井に代わって4番に入ると3戦連続安打中と好調をキープ。現在、打率・354で、3本塁打23打点。得点圏打率も・483と勝負強さも発揮しており、指揮官も「陽川さまさまですよ。一番期待できるんだから」と称える。

 残している数字に加え、一発のある右打者ということを考えても、4番に置くことにためらいはない。「本来、4番が右というのは、うちのチームに関しては打線が組みやすかったから」。ロサリオが2軍調整中の今、糸井復帰後であっても、開幕前から描いていた理想の形にピタリと当てはまる存在だ。

 この日の陽川は、他の選手らと同様にフリー打撃などで汗を流した。「自分の中では4番目の意識。求められる自分の役割をしっかり果たせるように」。雨天中止の翌戦は打率・365と好結果。6日のDeNA戦でも期待がかかる。

 西武で輝きを放つ山川も昨年途中から4番に入り、今季は開幕から4番で活躍中。その姿に、重ね合わせたくもなるが「最終的にそうなったらいい。まずはしっかり結果を求めて。その後にそういうものが付いてくれば」と慢心はない。まずは次の1打席。今の結果を続けていけば、4番定着の日も近い。

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