ロサリオ「100%の状態」 2戦連続打、金本監督は「もう少し待つ」
「ウエスタン、阪神4-1中日」(10日、鳴尾浜球場)
盛り返しへ向けて準備は整った。阪神のウィリン・ロサリオ内野手(29)がウエスタン・中日戦に「5番・DH」で出場し、3打数1安打をマーク。実戦復帰となった9日の同戦でも2安打を放つなど、復調の兆しを見せている。
打撃だけでなく、足でも状態のよさをアピールした。先頭で打席を迎えた六回、浅尾の変化球を捉えた打球は三遊間へ。遊撃・阿部が深い所で捕球し一塁へ送球したが、ロサリオは必死に駆け抜けて内野安打とした。
この日で2軍の前半戦も終了した。打撃不振で2軍降格となるなど、ここまで1軍では48試合に出場して打率・230、4本塁打、22打点。「感触的には、よく過ごすことができた。今は100%の状態に戻っている」と確かな手応えを口にし、1軍での挽回を誓う。
金本監督は「まだまだ。たいした理由はないけど、もう少し待とうかと」と球宴中の1軍昇格などは未定だが、巻き返しに期待を寄せる。逆転優勝へ。虎の大砲が、チームを浮上させるためにフル回転する。