遼馬とソフトバンク・飯田が電撃トレード 左腕に金本監督「期待してます」

 阪神は26日、松田遼馬投手(24)との交換トレードで、ソフトバンク・飯田優也投手(27)を獲得したと発表した。背番号は「56」で近日中に入団会見を行う。7月31日の補強期限間際となった駆け込みトレードは、15日の坂井オーナーと金本監督らとの会食で動きが加速。谷本球団本部長は、こう明かした。

 「(今のチームに)もう1枚中核となれる左投手が欲しいなという話を。ちょうどオールスター休みの、オーナーと監督との会食の席でも、そういう話が出てまして」。そこで、以前から調査を進めていた飯田に候補を絞り、速やかに交渉がまとまった。

 飯田は150キロ近い直球と、スライダーやフォークなどでストライクを取る投球が持ち味。東農大生物産業学部(現東農大北海道オホーツク)から、12年度育成ドラフト3位でソフトバンクに入団し、14年に支配下登録。今季は1軍で1試合の登板にとどまるが、通算97試合で3勝6敗10ホールド、防御率3・31の成績を残した。

 神戸弘陵出身の左腕は阪神にとっては地元選手。年齢的にもまだまだ伸びる可能性は十分。現状は中継ぎで計算するが、金本監督は先発経験もあることに触れて「両方経験があるから。期待しています」と話した。

 谷本本部長は、これが最後の補強かと問われ「そうですね。はい、あとは現有戦力で戦っていきたいと思っています」と話した。これで今季の補強は終了。投手陣に厚みを加え、あとは選手を信じて巻き返しを図っていく。

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