小野 ヒィ~弾 投手カラシティーに食らった Gはノーノー虎はOh!NO!
「ヤクルト8-2阪神」(27日、神宮球場)
1球に泣いた。2-2の五回1死、阪神・小野泰己投手がカラシティーに投じたフルカウントからの6球目。高めに浮いた直球を打ち返され、打球は無情にも左翼スタンドへ落下した。
「カウントを悪くしてしまった。そこ(五回)の一発と(四回の)2点目というのは、もしかしたらなかった2点だったので」
立ち上がりから粘り強い投球を見せた。最速151キロの直球を軸に変化球を交えながらヤクルト打線に連打は許さなかった。要所を締め、しのいできただけに悔やまれるカラシティーへの1球。結果的にこれが決勝点となってしまった。
その前の2失点目も悔いが残る。二回のバレンティンに浴びた先制のソロは仕方がない。ただ味方が逆転に成功した四回は2者連続四球などで2死一、三塁としてしまい、西浦に痛打された。
香田投手コーチは「バレンティンのところはしょうがないにしても、四球2つでの失点と投手のホームラン。ボール自体はすごくよかったので、もったいなかった」と制球面での反省を促した。
後半戦はまだこれからだ。「しっかりリズムをつかめなかったのが、今後の課題です」と小野。巻き返しを図るためにも、次回登板で必ず苦い経験を生かす。
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