才木 悔し…高橋に2打席連続被弾 「同じことをしないようにしたい」
「中日8-5阪神」(1日、ナゴヤドーム)
打球方向をじっと見つめ、阪神・才木がぼう然と立ち尽くした。高橋に2打席連続本塁打を浴びた。許した安打は3本だったが、2本のアーチはあまりにも痛かった。5回4失点。リベンジを誓ったレジェンド右腕との対決にも敗れ4敗目を喫した。
「四球絡みでの失点やホームランと、自分だけの投球をしてしまい申し訳ない。リリーフの皆さんにも嫌な流れで回してしまった」
1点のリードをもらった直後の二回。2四球で1死一、二塁のピンチを招いた。高橋に初球、内角を目がけて投げ込んだ直球がシュート回転して真ん中へ。完璧に捉えられ、右中間席へ逆転3ランを運ばれた。
三回は四球と暴投などで2死三塁を背負ったが、後続を抑えて無失点。このまま踏ん張って打線の援護を待つつもりだったが、1点差で迎えた四回だ。2死走者なしから高橋に、2打席連続となる左越えソロを被弾。取り戻しかけていた試合の流れを、再び手放してしまった。
プロ初先発だった5月20日の中日戦でも松坂と投げ合い敗戦。雪辱を果たすべく一戦に臨み、打席では右腕からプロ初安打を放ったが、マウンドでは返り討ちにあった。
「今日の投球を反省して。同じことをしないようにしたい」と前を向いた才木。次回こそ、チームのために修正した姿を見せる。